外壁塗装でカビ・苔が起きる原因と対処法

自宅の外壁塗装に苔やカビが発生してきたんだけれどどうしたらよいんだろうか?

外壁塗装の劣化の一つに、苔やカビの付着があります。カビや苔がみられるようになったら、そろそろ、外壁塗装・屋根塗装を検討しても良い頃です。

ここでは、大阪を中心に1万件以上施工をしてきた弊社が、外壁に苔やカビが発生した場合の原因や影響、対処方法についてご説明します。

 

 

外壁にこびりついたカビ・コケ

外壁にこびりついたカビ・コケについて

コケ・カビの繁殖の様子

外壁塗装が劣化すると、外壁に苔やカビが付着し始めます。

苔やカビが繁殖すると、美観も損ね、衛生的にもよくありません。

 

このころから、見られ始める外壁塗装の異常

外壁塗装が劣化しカビ・苔が付着し始めたころから他の劣化症状多くみられるようになってきますので注意しましょう。

  • コーキングの劣化
  • 外壁や塗料の亀裂
  • サイディングの変形や反り
  • 塗装や変色ツヤがなくなるようになる
  • チョーキング(白華)

(関連記事)【外壁劣化の種類は?】塗装で直せる壁と塗装だけでは直せない壁の違い

 

外壁にコケ・カビが発生する原因

苔・カビが発生する原因は、周りの湿気や不純物の付着による菌類の繁殖が挙げられます。

塗装したばかりの頃は、塗装表面が平らになっており不純物など付着しにくい状態で、すぐに汚れるということは基本的にありません。

しかし年月が経ち、塗装が劣化してくるとだんだんと塗装の、耐候性能の低下(老朽化)により、撥水性能の低下(雨水が浸透する)します。

塗装の劣化により、塗装表面がざらざらしてきて苔やカビその他の汚れが付着しやすくなってきます。その結果、苔やカビ・その他の汚れが付着しやすくなります。

とくに、湿度が高い・日陰になる場所は特に苔やカビが繁殖しやすくなります。

 

外壁塗装の劣化とカビ・コケの発生例

(例)近隣境界の距離が狭い・水はけが悪い立地のコケ・カビの様子

下記は、近隣境界の距離が狭い・水はけが悪い立地のコケ・カビの様子です。

上記は、隣地境界が狭い立地で日陰部分の外壁のコケ・カビの繁殖の様子です。塗料劣化による、外壁の撥水性能がなくなり、日当たりが悪いということもありカビ苔が繁殖しています。

 

(例)経年劣化が進んでいる外壁のコケ・カビの様子

下記は経年劣化が進んでいる外壁のコケ・カビの様子です。新築または前回の外壁塗装から10年以上経過すると外壁劣化とともにカビ苔がみられるようになります。

  • (左図)外壁内部に雨水が侵入していて、コケが繁殖している様子
  • (右図)北向きの基礎からのコケの繫殖の様子

 

コケ・カビ菌の繁殖のモデル解説

外壁の塗装の劣化により起こるカビ・コケの発生については、いろいろ考えられますが一般的な例で解説していきます。

コケ・カビ菌の繁殖のモデル図ー①

上記はコケ・カビ菌の第一段階です。

健全な外壁の状態から比較すると、外壁塗装に撥水性がなくなってくる。雨水がが外壁面から内部に侵入します。

外壁塗装も劣化し、変色やツヤがなくなります。

 

コケ・カビ菌の繁殖のモデル図ー②

上記はコケ・カビ菌の第二段階および第三段階です。

雨水が外壁面から内部に侵入した雨水が溜まりだし、コケ・カビが表面に出てきます。

さらに第三段階として、コケ・カビが目立つようになり、ひび割れなども発生してきます。

 

コケ・カビ菌の繁殖のモデル図ー③

上記はコケ・カビ菌の第四段階です。

亀裂から外壁内部にコケ・カビの菌の繁殖がすすみ、外壁全体に広がっていきます。

この状態になった時の外壁劣化の影響について次章で詳しく説明していきます。

ミズノライフ水野ミズノライフ水野

このように外壁に繁殖したカビ・コケの菌については、内部まで菌が入り込んでいるため、通常の高圧洗浄では完全には落ちにくい状態になっています。

 

コケやカビを放置したときの影響

外壁に苔やカビが発生したまま放置すると、美観が損なうというほか、衛生面の悪化や湿気による外壁の腐食・劣化など様々な悪影響が発生し始めます。

コケ・カビ付着により様々な外壁異常が発生することに注意

コケ・カビ付着により様々な外壁異常が発生することに注意が必要です。バルコニー内部によくみられる、カビ・コケの様子です。

もう一度、カビ・コケのイメージ図をご用意します。

上記のイラスト図の「第四段階」を参照していただくと、根っこのの部分の菌の繁殖が進んでいるのが分かります。

①:菌の根の部分の繁殖により、根の菌の膨張(大きくなります)します。

②:外壁の素材は、菌の根の部分の繁殖による亀裂や割れが発生しやすくなます。

※ 根の菌の繁殖の撤去はなかなか難しいのです。

 

また、大雨や台風により建物内部に大量の雨水が侵入して雨漏りなどが発生します。

このような亀裂や雨漏れが起こってしまうと、補修工事を含めた外壁塗装の検討が必要になります。

 

衛生面の悪化による人体への影響

真夏や真冬は、窓や掃き出し窓を開ける機会が少ないのですが、温暖な気候の春や秋にエアコンの使用を避けたいのが普通です、窓や掃き出し窓を開けるとカビやコケの菌は自由に室内に出入りします。

カビの発生などにより、衛生面の悪化が挙げられます。

具体的には人によってはアレルギー性の鼻炎や咳などになってしまうリスクもあるので注意が必要です。

 

コケ・カビが発生した場合の対処法

苔・カビが発生した場合の対処法は、先ほどのモデル図の初期段階・範囲が狭い場合であれば自分で洗浄することで対処できる場合もあります。

ただし、高所や外壁全体に苔・カビがこびりついている・何回洗ってもすぐに苔・カビが発生するという場合は、専門業者に高圧洗浄や塗り替えを依頼した方が良いでしょう。

 

コケ・カビが発生した場合の対処法(洗浄編)

コケ・カビが発生した場合の洗浄は、通常の水による高圧洗浄だけでなく洗浄剤を用いた高圧洗浄(バイオ洗浄)がおすすめです。

 

水だけの高圧洗浄では菌が生き残る場合がある

水だけの高圧洗浄では菌が生き残る場合があります。

外壁面の繁殖している、コケやカビの大部分の除去は可能です。

しかし根の部分は完全に除去されているといえません、根の部分が生きているとコケやカビの繁殖が起こりやすくなります。

 

洗浄剤を用いた高圧洗浄(バイオ洗浄)による3回の洗浄

外壁内部のコケやカビの根の大部分の除去は洗浄剤の効果により可能です。

最近では、高圧洗浄以外に、バイオ洗浄や洗剤を使用した外壁の洗浄が主流になってきています。

というのは、塗料の耐候性能が10年前と比較すると、外壁屋根で利用する塗料の超耐久化が近年進んでいるからです。

超耐久性を持つ塗料を採用するときには、基本性能を発揮するために洗剤を使用した洗浄かどうかも確認しておきましょう。

 

洗浄剤による外装洗浄の様子

■洗浄剤を使用した洗浄では、下記のように高圧洗浄と洗浄剤を組み合わせて行います。

  1. 初期の洗浄(高圧洗浄 1回目)
  2. バイオ洗浄や洗剤を使用した外壁の洗浄(洗浄剤を使用しての洗浄)
  3. 洗浄剤を洗い流します。(高圧洗浄 2回目)

カビ・苔(コケ)・汚れ等々をきっちり洗い落とすことで、塗装時に塗料の付着力を向上させる効果があります。

 

バイオ洗浄(オリバークリーナー)について

特に弊社では高圧洗浄では処理しにくい、コケやカビの根の部分まで、除去を行うことにより、コケの再発を防ぐためにも、数あるバイオ洗浄の中でも、オリバークリナー(プロ用)を進めています。

弊社の扱うオリバークリーナー洗浄は、とても効果的に汚れを落とすことができます。洗浄後は真っ白になり、新しく工事した時のイメージを再現することが出来ます。大谷石など柔らかい石の洗浄にも適しています。

洗浄処理を入念に行うことで、塗料の性能を最大限に発揮する外壁塗装・屋根塗装工事ができるようになります。

 

コケ・カビが発生した場合の対処法(塗料編)

コケ・カビが発生しやすい日陰などで場所などに外壁塗装をする場合は、防カビ・某コケ・防藻対応している塗料選びが効果的です。

防カビ・防コケの表示は基本的にカタログに記載されています。

たとえば、SK化研の、プレミアムシリコンの場合

プレミアムシリコン塗料缶

※ー1 防かび性:長期に亘ってカビなどの微生物汚染を防ぎます。と記載されています。

※ー2 「防かび・防藻」のマークや印や(しるし)は、コケやカビの対策としては有効な指標と言えます。

ご自宅の外壁がコケやカビが付着してお困りの方は、防カビ・某コケ・防藻対応している塗料を候補に入れると良いと思います。

 

まとめ

まとめです。今回は、外壁塗装の劣化によって引き起こされる苔やカビの原因や影響、対処法についてご紹介しました。

外壁に付着したカビやコケをみても、一見表面に付着しているだけで洗えば元どおりになるようなイメージがありますが、菌が内部に入り込んだり外壁のひび割れ・雨漏れなどにも繋がってくる場合もあるので注意が必要です。

 

なお、弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁診断調査や、外壁塗装工事をさせていただいております。

もし家の劣化を気にしておられる場合はミズノライフクリエイトもご検討いただけますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。