ケレン作業用バナー

外壁塗装の見積書を見たときに、「ケレン作業」という項目を見た人も多いのではないでしょうか。

ケレン作業とは、塗装前のさび落としの作業のことで鉄部の建材に塗装をする前の下地調整をいいます。最近は鉄部だけではなく、木部や窯業系サイディングの下地調整もケレン作業と言われています。

こでは、これまで1万件以上の施工をしてきた弊社が、今回は、これから外壁塗装を検討されている方向けに「ケレン作業」の重要性や、ケレン作業の様子、費用などを解説します。

 

 

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最近お客様から水切りのケレン作業はどのようにされますか?とお問い合わせがありましたので、この度このコラムを書かせていただきました。

 

ケレン作業とは

ケレン作業とは

ケレン作業とは、塗装前の塗膜剥離落としやさび落としの作業のことで、鉄部の建材に塗装をする場合に行います。

電動工具(ディスクサンダー)や目粗し用のヤスリ・ワイヤーブラシを使用してサビ落としを行います。手作業が多くなることにより経費が増える可能性があるので、チェックしておくべきです。

ケレン作業を手抜きして(下地にコケや錆が発生した状態またはコケや錆が残った状態で)、せっかく超耐久塗料を使用していても、十分な性能や仕上りが保証できずトラブルの原因になります。

ケレン工事(ケレン作業)の様子

ケレン作業には、主に1種~4種という種類あります。ここではその中で外壁塗装・屋根塗装に対応している3種ケレン作業・4種ケレン作業を中心に書かせていただきます。

 

ケレンの作業の目的について

ケレン作業の目的は主に不純物の除去と、表面の平滑化です。

  • 金属等の表面のサビや旧塗膜の劣化の除去
  • 金属等の剥離の原因を防ぐために、塗装面の平滑にする

業者の不注意や見落としなどで、鉄部にさびや旧塗装が残っている状態なのに、ケレン作業をしないまま、高価な超耐久塗料を使用しても、十分な性能や仕上りが保証できずトラブルの原因になります。

そのため、ケレン作業は塗装品質を保つ上で重要な工程です。

 

ケレン作業の種類

ケレン作業の種類には、1種~4種までタイプ別に分かれていますので説明させていただきます。

ここでいう「活膜(かつまく)」と「死膜(しまく)」について

「活膜」:旧塗膜のうちしっかり、金属等の表面に密着している塗膜をいいます。

「死膜」:サビが大きくなって、ひび割れが起こっていたり、膨れたりしている状態の旧塗膜をいいます。

ケレン作業の種類
1種ケレン(大型の構造物) ブラスト法(ブラスト処理) 研磨剤を使用して、サビ・腐食を研磨作業を行います。

(旧塗膜も除去します)

2種ケレン(橋梁や鉄骨の構造物) ディスクサンダーや電動工具の使用 ディスクサンダーや電動工具の使用してケレンを行います

(旧塗膜も除去します)

3種ケレン(一般住宅向け)

(3種ケレンもA.B.Cの3ランク分けあり)

電動工具や手工具(サンドペーパー等)を使ってサビや汚れを除去します 工具や手作業により、目荒らしを行います。

死膜はケレンしますが活膜は残します。

(旧塗膜は状態により除去します)

4種ケレン(一般住宅向け) 軽く洗浄を行って、異常面をケレンする程度。 ほとんどは活膜によりは旧塗膜は残します。

状況によっては電動工具使用します、が多くは手工具(サンドペーパー等)を使ってサビや汚れを除去します

(旧塗膜は活膜により目荒らし処理)

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外壁塗装・屋根塗装におけるケレン作業は、3種ケレン・4種ケレンと思ってください。

 

ケレン作業が必要になるシーン

全ての塗装工事で必要になるわけではありませんが、樋の汚れが多いが多い場合や鉄部の錆や汚れの撤去などが必要な場合は、ケレン作業による樋の汚れ落としや鉄部のさび落としの工事が必要になります。

ケレン作業をしないまま(下地にコケや錆が発生した状態またはコケや錆が残った状態で)、せっかく超耐久塗料を使用していても、十分な性能や仕上りが保証できず剥離やめくれによるトラブルの原因になります。

ケレン作業が不十分な場合のイメージの説明

ケレン作業を不十分な状態で、下塗り・中塗り・上塗りを行ってしまうと、サビが発生していたり、劣化している塗膜の上から、塗装の作業を行うとは、下地の金属部等と塗料の付着力が不十分な状態の塗膜となります。

このような場合、ケレン作業を済ませて塗装工事を行う必要があります。

 

ケレン作業が十分な場合のイメージの説明

塗装工事を行う場合に注意が必要な条件は、付着面の下地処理が十分に行われているかが大変重要になってきます。耐久性能の維持するにも、塗装面の処理はとても重要になります。

 

素地調整・下地調整の必要性

たとえば、穴埋め・凹凸面の補修・ひび割れの修復(素地調整)等々、素材により補修に使用する素材も変わってきます。パテ系の素材から樹脂系の素材まで多種になっています。

「ケレン作業」+「素地調整」を行ってから塗装工事に進めます。

下の画像より、小庇板金の劣化補修の様子と活膜により下塗り(さび止め)の付着力の向上のために、目荒らし(紙ヤスリ)で行っている様子

 

ケレン作業を伴う塗装の工程

ここでは、ケレン作業を伴う鉄部塗装の工程をご紹介します。

STEP1 ケレン作業前の鉄部の劣化状態

下記はケレン作業前の金属(スチール)シャッター劣化状態になります。

サビによる劣化の影響で塗装が剥離が起きており、このような状態で、塗装をしても当然すぐにトラブルが起きます。

 

そのため、塗装前の下地処理として、サビや塗装の劣化や剥離部分にケレンをかけて、金属の表面を平滑に仕上げていきます。

 

STEP2 ケレン作業の後の下塗り(錆止め)

下記は、ケレン作業でサビ落とした後の校庭で、錆止めの様子(下塗り)です。

金属雨戸の表面に付着している塗料は活膜(かつまく)でしたので、金属表面を目荒らしを行って下地塗装を行います。

鉄部(金属部)ケレンの後の様子(下塗り)

※活膜(かつまく):塗膜の美観が損なわれてもなお素地に対する付着性を保ち、保護膜として機能する塗膜のこと。下地調整の上、活膜を残して塗り替えるのが一般的。

日本ぺイント用語解説 より

※死膜(しまく):活膜と反対の意味にあたります、塗装の劣化等により、死膜部分は全撤去が望ましいです。後々塗装面との付着力がなく剥離・捲れのトラブルの原因になりやすいです。

 

STEP3 ケレン作業作業の後の中塗り

下塗り(錆止め)の乾燥後に、中塗りの作業を行います。

STEP4 ケレンの後の上塗り

ケレン作業から塗装の手順をイメージ化してみました。

ケレン作業は、下塗り(さび止め)前の工程になります。ケレン作業の段階を簡単に済ませないことです。下塗りの塗料の付着力に大きく影響を与えます。

 

ケレン作業にかかる費用

ケレン工事の費用は作業日程が1日で収まる場合は、手間代=20,000~35,000円程度が一般的な費用の目安です。

お見積書に記入されていない場合は、ケレン工事が工程に入っているかのご確認をおすすめします。

※ケレン工事は、弊社の場合のように諸経費に含まれている場合もあります。

まとめ

まとめです。今回は、これから外壁塗装を検討されている方向けに「ケレン作業」の重要性や、ケレン作業の様子、費用などを解説しました。

ケレン工事(ケレン作業)の様子

ケレン作業とは、塗装前の「さび落とし」や「塗膜剥離の撤去作業」のことで主に鉄部や木部や窯業系サイディングの建材に塗装をする場合に行います。

鉄部にさびが残っているのにケレン作業をしないまま、高価な超耐久塗料を使用しても、十分な性能や仕上りが保証できずトラブルの原因になりますので、ご自宅の場合は必要ないか確認しておくのがよいでしょう。

そこでここでは、これまで1万件以上の施工をしてきた弊社が、

弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁塗装工事をさせていただいております。

もし外壁塗装工事で疑問点・ご相談などございましたら「外壁塗装・塗り替え相談会」にお越しいただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。