水性セラミシリコン

今回は、水性セラミシリコン・水性弾性セラミシリコンの特徴・性能をご紹介いたします。

シリコン塗料と言っても、各塗料メーカーから30種類以上の塗料が販売されています。

その中でもSK化研「水性セラミシリコン」は2001年に発売され、日本ペイントの「オーデフレッシュSI-100III」と同じく、ロングランの人気上位のシリコン塗料です。

ここでは、メーカーの製品仕様を参考に、実際に水性セラミシリコンで外壁塗装を多数行ってきた弊社が水性セラミシリコン(水性弾性セラミシリコン)の特徴をご紹介します。

 

※本記事はSK化研水性セラミシリコンの資料をもとにご説明しています。

 

水性セラミシリコンの特徴

シリコン塗料は、塗料の主成分である合成樹脂がシリコン樹脂で構成されていている塗料で、外壁塗装で使用される最もポピュラーな人気塗料です。

(関連記事)【人気No1塗料】シリコン塗料の特徴とメリット・デメリットをご紹介

数あるシリコン塗料の中でも、トップクラスで人気があるのが水性セラミシリコン(エスケー化研)です。

セラミシリコンの特徴は下記の通りです。

特徴 解説
耐候性/耐久性 SK化研オリジナルのトリプルガード効果により、超耐久性・超耐候性・耐水性・耐アルカリ性・耐薬品性に優れています。
仕上がり 特殊シリコン樹脂塗料の仕上りは、滑らかと肉持ち感のある塗膜は、光沢のある仕上がり性を示します。
ツヤは、全ツヤ・半ツヤ・3分ツヤとなります。
低汚染性 緻密な特殊シリコン樹脂のの効果はは汚れを定着しにくくします。
防カビ・防藻機能 特殊設計により、かびや藻等の微生物汚染に対して効果があります。長期にがいへきを保護します。
作業性 塗装職人の間でも、使いやすさは、上位くらすです、その結果作業効率を向上させます。
水性塗料の性格から、臭気が少なく、小さな子供さんのおられる方向けと言えます。
安全設計 水性セラミシリコンは水性なのでため、アレルギーや溶剤中毒や火災の恐れが少ない、安全設計です。
資産価値の向上
従来のアクリル樹脂系塗料や、ポリウレタン樹脂系塗料に比べて耐久性が高いため、長期メンテナンスサイクルを含めたライフサイクルコストが低く、資産価値の向上と大きなコストメリットを生みます。

※ 水性セラミシリコン(エスケー化研)製品仕様参考

 

水性セラミシリコン(SK化研)の特徴

  • 超耐久性・耐汚染性・防カビ・防藻性・安全設に優れた、外装・内装用塗料としても十分な性能がある塗料
  • 価格と性能のバランス・コストパフォーマンスに優れており、一般的な外壁塗装においては最適な塗料の一つです。※外壁塗装の耐用年数は約10年程度
  • 有名メーカーのSK化研が販売している塗料で品質基準・性能結果が明確で実績もあるため、施工業者にとっても安心して外壁塗装に利用できる塗料

 

水性セラミシリコンの製品仕様

下記はセラミシリコンの製品仕様です。

一般名称 超耐久低汚染型一液水性セラミックシリコン樹脂塗料
ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆
主要構成成分 セラミックシリコン樹脂
用途 内外装(室内及び外装工事も可能)
適用下地 コンクリート、セメントモルタル、スレート板、ALCパネル、アルミ等の金属、各種乾式ボード、各種旧塗膜など
荷姿 16kg石油缶、4kg缶
標準塗坪 45~64㎡/16kg缶、11~16㎡/4kg缶
設計価格 1,900円/㎡(複層塗材の上塗りに用いる場合)
艶の状況 艶有り、半艶、3分艶、艶消し
希釈 清水(水道水)
色目 各色
塗装方法 吹付け、ローラー、(※弊社は近隣の対策としてローラーによる塗装方法を採用しています)
耐用年数 通常は約10年といわれていますが、(施工者の感想は12~15年)
備考 下地の種類に応じ、適切な下塗材を選定してください。

※ 水性セラミシリコン(エスケー化研)製品仕様参考より

  • 標準塗坪は、一般的なものであります。
  • 設計価格は、300㎡以上を基準とする材工共の塗料メーカー参考価格です。(下地調整費は含んでおりません)
  • 期待耐用年数は、次の塗り替え時期の目安とお考え下さい、参考値としてお考え下さい。
  • 施工に際しては施工仕様書および製品容器に記載の注意事項を必ずご覧ください。

 

ミズノライフ水野ミズノライフ水野

ここからは、水性セラミシリコンの性能・試験結果の説明をメーカー資料を参考にしながらご紹介していきます。

 

水性セラミシリコンの性能・試験結果の説明

促進耐候性試験結果より耐用年数10年以上の光沢保持率が期待できる

水性セラミシリコン(艶あり)は、JIS A 6909 建築用仕上げ塗材 耐候形1種(※)を取得しています。

照射時間2,500時間では光沢保持率85%を超え、4,000時間でも光沢保持率は80%を超えています。

このことから耐用年数10年以上の光沢保持率が期待できます。

※ 水性セラミシリコン(エスケー化研)カタログより

※ 耐候形1種とは、JIS A 6909 建築用仕上げ塗材で分類されている耐候形の最高ランクで、1種~3種の分類があり、1種に合格するには、促進耐候性試験において、2500時間経過後、つや保持率が80%であることが必要です。

促進耐汚染性試験結果より汚れにくさに優れています

カーボン水溶液浸漬試験の結果(エスケー化研社内法)

下記グラフの説明においても記載されているように、水性セラミシリコン・水性弾性セラミシリコンが汎用つや有合成樹脂エマルションペイントより汚れにくい塗料といえます。

(数字が低い方が汚れにくさに優れています)

  • 汎用つや有合成樹脂エマルションペイント  :Δ6
  • 水性セラミシリコン・水性弾性セラミシリコン:Δ2弱

※ 水性セラミシリコン(エスケー化研)カタログより

 

    雨筋汚染試験(エスケー化研社内法)

    下記はエスケー化研社内法による雨筋汚染試験による説明です。

    汎用つや有合成樹脂エマルションペイントよりも水性セラミシリコンは、汚れにくい結果が出ています。

    • 汎用つや有合成樹脂エマルションペイント  :雨筋汚染(汚れ多い)
    • 水性セラミシリコン・水性弾性セラミシリコン:雨筋汚染(汚れ少ない)

    ※ 水性セラミシリコン(エスケー化研)カタログより

     

    性能試験結果表

    その他の水性セラミシリコン(艶あり)のJIS K 5660 つや有合成樹脂エマルションペイントによる物性試験結果です。

    試験項目 水性
    セラミシリコン
    水性弾性
    セラミシリコン
    品質
    容器の中の状態 合格 合格 硬い塊がなくて一様になる。
    低温安定性
    (-5℃)
    合格 合格 変質しない。
    塗装作業性 合格 合格 支障がない。
    表面乾燥性
    (常温乾燥)
    合格 合格 2時間以内で表面乾燥する
    常温乾燥
    (低温乾燥)
    合格 合格 4時間以内で乾燥する。
    塗膜の外観 合格 合格 正常である。
    隠ぺい率%
    (白色及び淡彩色)
    97 97 95 以上
    鏡面光沢度
    (60度)
    82 82 70 以上
    耐水性 合格 合格 異常がない。
    耐アルカリ性 合格 合格 異常がない。
    耐洗浄性 合格 合格 洗浄に耐える。
    耐湿潤冷熱
    繰返し性
    合格 合格 湿潤冷熱繰返しに耐える。
    屋外曝露耐候性 合格 合格 光沢保持率が60%以上、白亜化の投球は1又は0で、
    色の変化の程度が見本品に比べて差がない。
    促進耐候性 合格 合格 白亜化の等級は2、1又は0で、割れ・はがれ・膨れ及び
    穴がなく、色とつやの変化の程度が見本品に比べて差がない。

    ※セラミシリコン カタログ 参考

    ミズノライフ水野ミズノライフ水野

    このように性能試験が明示されており品質基準も明確ですので、外壁塗装業者にとっても安心して塗装工事を行うことができます。

     

    水性セラミシリコンの工事の仕様

    下塗り塗料の仕様(水性セラミシリコンを塗る前の仕様)

    下記は水性セラミシリコンを利用する際の、下塗り塗料の仕様(水性セラミシリコンを塗る前の仕様)です。

    既存下地の種類により適切な下塗り塗料の選定をすることが重要です。

    商品名 溶剤 容量(Kg) 一平米分の塗布量
    (Kg/平米)
    塗回数 1缶当たりの塗装面積(平米)
    水性ソフトサーフSG 厚付け 清水 16Kg 0.8~1.5 2回 10~20
    水性ソフトサーフSG 薄付け 0.5~1.0 1 16~32
    水性ミラクシーラーエコ
    (クリヤー・ホワイト)
    清水 15Kg 0.15~0.2 1回 70~100
    水性SDサーフエポプレミアム 清水 15Kg 0.2~04 1回 38~83

    ※ 水性セラミシリコン(エスケー化研)カタログより

    • 高圧水洗(5~15Mpa=50~150kgf/㎠)にて旧塗膜に付着している塵、ほこり、汚れ等を除去する。
    • カビ・苔・藻等が繁殖している場合は、適切な工法により除去を行う。
    • 亀裂(クラック)等も適切な工法により補修を行う。

     

    下塗りの注意点

    下地への施工については、様々な状況が想定できます。施工業者が状況に見合った適切な下塗り材及び工事の選定を行うことで対処していきます。

    • 下塗り塗装の吸い込みが大きい下地 (耐用年数が経過している外壁の場合)
    • 部分的に下地調整を行った面が他の面と比べ著しい吸い込み差を生じる下地 (部分的に、劣化の状況が違っている)
    • ひび割れや外壁の著しい段差がある。(適切な補修工事が必要)

     

    下塗には状況に応じて下記塗料も使うことが出来ます。

    その他の注意事項

    • 窯業系サイディングの場合には、変形や反りの補修を行うこと。
    • モルタル系の仕上げの塗装工事の場合は、亀裂や脹れの等の原因の補修工事を行ってから塗装工事を行うようことをおすすめします。
    • 軽量モルタル、ALCパネルの劣化による亀裂やひび割れがある場合は、亀裂の原因の確認をおすすめします。
    • 陶磁器タイル洗浄用の酸が塗装面に付着を避けるために、ビニール等による養生は必要です、変色や溶解などの原因になる場合があります。
    • シーリング材を使用する場合は、ノンブリード(可塑剤を含まない)シーリングを使う。
    • かび・藻が発生している場合は、防カビ・防コケ専用の洗剤でんの処理が必要です。

     

    水性セラミシリコンの仕様(中塗り・上塗りの注意点)

    • 中塗り・上塗り後、天候の悪化による場合は、くすみ・汚れが起こりやすくなります。塗装の乾燥時間に十分注意して、塗装工程を進めるように工事を進行します。
    • 上塗り工程においての、天候(雨降り等)による、仕上りに影響が出てきそうな場合は、状況を十分に注意する必要があります。
    • 天候が怪しい場合は、シート養生を行うなどして塗膜表面に雨が当たらないようにする。

     

    【危険情報と安全対策】

    1. 引火性の液体のため、火気厳禁です。
    2. 有機溶剤中毒のおそれがあるため、換気に注意し、防毒マスクまたは、送気マスクを使用するなど安全対策を行なう必要があります。
    3. 施工においては、溶剤成分が室内に流入しないように十分注意する必要があります。

    ※屋内作業等、使用環境によっては、特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則等の規制を受ける場合があります。

     

    水性セラミシリコンを利用する際に弊社が意識していること

    下記は弊社が水性セラミシリコンを使用する際に意識していることです。施工後の剥離トラブルなどを避けるため、下地との相性確認や下地調整を入念に行っています。

    ポイント①:下地の相性を調べる(剥離テスト)
    ポイント②:付着力の向上に、オリバークリーナー(外壁専用洗剤)も検討する
    ポイント③:希釈量は規定未満に行うこと

     

     

     

    水性セラミシリコンを利用した外壁塗装の事例

    下記は、水性セラミシリコン(SK化研)施工事例です。築20年で初めての外壁塗装でした。

    ■お客様が水性セラミシリコンを外壁塗装を考えた理由

    当初シリコン・ガイナ・無機の3つの塗料を提案したところ、お客様は屋根補修も検討していたのでイニシャルコストで負担が少なくバランスのよいシリコンを選ばれました。

    初めての外壁塗装でしたので、シリコン塗料の中でも発売後10年以上の実績のあるSK化研の水性セラミシリコンをご提案しました。お客様は塗装の臭いも気にされていたので、セラミシリコンは水性塗料で臭いも少ないので最適だということでセラミシリコンを採用いただきました。

     

    ■本施工事例で注意した点

    • 外壁の亀裂が目立っていたので、SK化研の水性セラミシリコンと相性の良い、専用補修材(水性)を使用しました。
    • 汚れやチョーキングが目立ったので高圧洗浄+オリバークリーナーの外壁洗浄を行いました

    ■施工を終えてのお客様の感想

    • 価格と耐久性のコストパフォーマンスを重視していたので、水性セラミシリコンに決めてよかった。
    • 外壁塗装の劣化が目立っていて、下地補修を丁寧にしていただいて補修跡が目立ちにくい仕上がりになって良かった。

     

    まとめ

    まとめです。今回は、水性セラミシリコン(水性弾性セラミシリコン)の特徴・性能をご紹介しました。

    シリコン塗料と言っても、各塗料メーカーでも主力商品です各メーカー合わせて30種類以上あります。

    水性セラミシリコン・水性弾性セラミシリコンは、大手メーカーのSK化研が販売している塗料で、今回ご紹介したように品質基準・性能試験結果が明確で実績もあるので、業者側からみても、安心して外壁塗装ができる塗料です。

    なお、弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁診断調査や、外壁塗装工事をさせていただいております。

    水性セラミシリコンで外壁塗装をお考えなら、ミズノライフクリエイトもご検討いただけますと幸いです。

    最後までご覧いただきありがとうございました。